一戸建ての場合
一戸建ては、マンションと違い屋根瓦や車庫、カーポート、物置など保険の対象となる物が多いのが特徴です。
また、階数もマンションに比べると高くないため、海抜や近隣の地形など、環境の影響を受けやすい住まいでもあります。このため、自然災害のリスクはよく検討することをおすすめします。
風災は建物だけに絞るのも一案
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風災は台風や強風、竜巻などが該当します。また、ソニー損保の新ネット火災保険では雹(ひょう)災、雪災も補償します。
台風で屋根の一部がめくれてしまったり、強風で物が飛んできて窓ガラスが割れたりと、「建物」に対しての風災リスクは無視できません。
しかし、「家財」への損害は、飛来物や雹(ひょう)などが窓ガラスなどを突き破って室内の家具を壊すなど、「建物」への損害に比べると限られてきます。
家財が被害にあう可能性は低い、被害にあっても損害は軽微だと考えられるのであれば、対象を建物だけに絞るのも一案です。
水災は地形とハザードマップを参考に
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地域の治安や交通量も考慮に
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火災や自然災害以外の事故で建物や家財に損害を受けるリスクもありますが、ソニー損保の新ネット火災保険でカバーができます。
たとえば、「盗難」の補償をつけることで空き巣の損害に備えられます。地域所轄の警察署がエリアごとの「犯罪発生状況」などを公表している場合がありますので、リスクを考えるうえで参考になります。
また、交通量の多い道路に面している住宅の場合、大きな交通事故などで、自宅に自動車が突っ込んでくるなどのリスクが考えられます。「水濡れ、外部からの物体の衝突など」の補償を検討すると良いでしょう。
マンションの場合
マンションで気をつけるのは、廊下や窓ガラスなどの共用部分は火災保険の対象外ということです。管理組合が別途保険に加入しているケースが多いようです。
一方で、集合住宅ならではのリスクに備える必要もあります。
水濡れに注意!
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マンションで特に備えておきたいリスクが「水濡れ」です。
洗濯機など水回りのトラブルで上階の戸室が水漏れを起こし、自分の部屋の壁や床が水浸しに……といった損害が考えられます。自分は十分気をつけていてもリスクがあるのが「水濡れ」なのです。「水濡れ、外部からの物体の衝突など」はつけておくのが無難と考えられます。
なお、自分の部屋から水漏れし、下の階の住人に損害賠償責任を負ってしまった場合、「水濡れ」ではなく「個人賠償責任補償特約」での補償になります。個人賠償責任の補償は、自動車保険など他の保険契約についている補償でも有効な場合が多いので、補償の重複にご注意ください。
階数や周囲の地形に応じて補償の検討を
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例えば10階など、マンションの高層階にお住まいの場合、洪水などの「水災」リスクは比較的低いと言えます。また、飛来物が飛んできづらいことを考えると「風災」のリスクも高くはないと言えるでしょう。
一方で、1階や2階といった低層階の場合は一戸建てと同様に周囲の地形に注意が必要です。近くに川や崖がある場合は「水災」の補償を検討してもいいでしょう。